子犬・子猫の成長過程において最も大事とされている社会化期を考えた、8週齢規制が日本のペットショップでも進められることになりました。

 

ですが、「8週齢規制ってなにがそんなに大事なの?」「小さいうちに販売したら何か悪いことがあるの?」といった疑問を持つ人も少なくないと思います。

 

そこで、今回は8週齢規制をすることのなにが大事なのか?子犬・子猫の販売月齢を生後58日以降にすることでどんな影響があるのかをお教えします。

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子犬・子猫の8週齢規制(生後56日)は社会化期に大事な時期を優先したもの

8週齢規制 なに 大事 子犬 子猫 販売 月齢 どんな 影響

日本のペットショップでは小さくてかわいい子犬・子猫が販売が当たり前という認識があり、犬・猫を新しく迎え入れる側も子犬・子猫から育てることが当然だと思っていますよね。

 

子犬・子猫のうちから育てて生涯を共にしたいという気持ちはわかりますが、動物愛護の観点から問題になっているのは販売開始されている月齢時期なんです。

 

ペットショップに行って誕生日のところを見ると、生後1ヶ月半ほどで売られている子犬・子猫がほとんど。

 

逆に生後2ヶ月以降になってからペットショップで売られていることの方が稀(まれ)といっても過言ではなく、生後2ヶ月以降でペットショップにいる子犬・子猫は生後1ヶ月半の段階ですでに親や兄弟から引き離された子たちばかりです。

 

これがなぜ動物愛護の観点から問題なのかというと、子犬・子猫にとって生後2ヶ月までが社会化期といってとっても大事な時期だからなんですね。

 

そして、この8週齢規制はこの大事な大事な社会化期の過程を経てから販売を開始しましょうといったものです。

子犬・子猫の社会化期ってなに?

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この社会化期とは簡単に言うと…

親の免疫を母乳からしっかりと取り入れて親兄弟と一緒にいることで社会性を身に付けながら、噛む力加減などを学ぶ時期のことを言います。

 

人間もお母さんからの母乳を通して赤ちゃんは免疫を付け、足りない部分をワクチンで補っていきますよね。

 

そして、お父さん・お母さん・兄弟・姉妹といった家族と過ごしながら悪いことは「いけないよ!」と叱られて学び、引っ張り合いや叩き合いの喧嘩をしたときも「これ以上やったら痛い!これ以上はだめだ!」というのを生活の中で覚えていくのが当たり前です。

 

これが子犬・子猫にとっての社会化期で生後2ヶ月頃までがこの時期なのですごく大事な時期だとされています。

 

しかし、日本のペット業界は「小さくてかわいい子犬・子猫の時期にいかに売るか」=『いかに多くの利益を出すか』しか考えていないため、動物愛顧団体から長年にわたり反対の声が上がっているというわけです。

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子犬・子猫から社会化期を取り上げることで起こる影響

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子犬・子猫の社会化期は今後の生活において大きな影響を与える大事な時期ですが、具体的にどのような影響が起こるのかご紹介します。

  • 噛む力加減がわからないため強く噛んでしまう
  • 社会化(親・兄弟・生活環境の音など)ができていないため恐怖心の大きい子になる
  • 母親(母犬・母猫)から母乳で十分な免疫をもらえないため体の弱い子になる

これらのような問題が起こりやすくなるため、結果として新しい家庭に迎えてもらっても飼い主がしつけがうまくできないといったことになったり、飼ったばかりなのに病気ですぐに死んでしまった…なんてことがあるのです。

 

これでは子犬・子猫もかわいそうですし、これから大事に育てようと思っていた飼い主家族みんなが悲しい思いをするだけですよね。

 

実際、私の経験でもとあるペットショップから柴犬を飼ったのに家に来て2週間で死んでしまった、その後変わりの子をペットショップからもらったけどまたすぐ死んでしまった…といった家族の方がいます。

 

また、そうした可能性が高いからこそペットショップの保険で「万が一飼ってすぐ死んでしまったら同等価格の犬を代わりにあげますよ」といったものがあるんですよね。

 

これってすごく悲しい内容だと思いませんか?

 

だからこそ「死ぬ可能性が高いのを知っているから代わりを用意しますよ」ではなく、精神的にも肉体的にも健康で元気な状態で送り出して迎え入れてもらうためにも8週齢規制をやりましょうということなんです。

8週齢規制ってなにが大事なの?子犬・子猫の販売月齢にどんな影響があるの?まとめ

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今回8週齢規制ってなにが大事なのか?どんな影響があるのか?についてお話ししました。

 

8週齢規制をすることで子犬・子猫の社会化期が守られ精神的・肉体的健康が守られる!

 

ただこれだけのことで、多くの犬・猫とその子たちを迎え入れる飼い主たちの幸せが増えます。

 

むしろ海外ではすでにこうした取り組みは行われていて当たり前の中、日本は利益重視でペット・動物に関しての考えは物として扱っているレベルの非常に遅れている国です。

 

今後、さらにペットのことを感情を持ったひとつの命であることを重要視した取り組みが進むと嬉しいですね。

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